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[はたはた]
HATAHATA

大きい頭にウロコのない魚体。
初めての人にはグロテスクな魚に見えるかもしれませんが、秋田の人間にとっては
最も愛すべき魚、最も食欲をそそられる魚なのです。
かつては大漁続きで値段は安く、しかも白身でクセのない魚だけに、焼く、煮る、
田楽、塩漬け、干物、飯寿しなどなど料理法もさまざま。
ハタハタがなければ年も越せないといわれたほどです。
この魚は普段は水深250m前後に住む深海魚ですが、11月下旬から12月上旬にかけて、
雷が鳴って海がシケると産卵のために大群で沿岸の浅瀬に押し寄せてきます。
そのため、魚偏に雷と書いて。また、普段は沿岸で姿をみることはできないのに、
正月前に大群で押し寄せてくることから、神様がつかわしてくれた魚ということで、
魚偏に神の字を加えて、鰰という漢字も当てられています。

寛文五年堂PR誌「たなごころ」vol1・2001年ー2002年冬号
©小西一三

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